日本では美人顔の条件ともいえる顔の大きさ。世界の顔のサイズが気になる方も多いのではないでしょうか?
人種によって骨格が違うので、顔の作りや大きさはもちろん国によって異なります。
ただし、顔が小さい=美人という概念で顔の大きさを気にしているのは、日本をはじめとするアジア圏だけだと言われています。
この記事では、平成23年に人間生活工学研究センターが行った「在日外国人の身体特性計測結果概要報告」において、世界の顔の大きさの研究が行われていたのでご紹介します。
この研究結果はあくまでも合計146人の少ない人数から取ったデータなので、豆知識程度に参考にしてくださいね。
日本人の顔の大きさは、縦:平均orやや大きめ、横幅:大きめ、顔から後頭部の奥行き:小さめ。
全体的に見た頭の大きさは小さくても、横幅があるために正面から見たときの顔が大きく見えやすいです。
日本と同じアジア系である中国では、縦と横の大きさは日本と同等かやや大きいサイズであるのに対し、奥行きがさらに小さくなっています。
アジア系の人は凹凸が少ない顔立ちであることから、縦横のサイズが大きくなりがちで、顔の大きさを気にしやすい文化が根付いていると推測できますね。
縦・横・奥行きともに小さいのは、インド・パキスタン・バングラデシュ・スリランカといった南西アジア地方の人です。
顔が小さいイメージのある欧州・アメリカ系の人は、縦横は小さいものの、奥行きが長く、全体として見ると大きい部類に入ります。
正面から見たときは小さく見えますが、横から見たときに大きく見えるのですね。
同じアメリカ人でもブラジルや南米系の人は縦が長いので、同じエリアで生活していても遺伝子によって顔の大きさが変わることが分かります。
アフリカ系の人はすべてにおいてバランスが取れており、男女差が少ないことが特徴です。
アジアでは幅を、欧米では前後の長さを気にする人が多いです。
ただし、小顔=美人という考え方が広まっているのは、日本や韓国などの一部アジア圏だけ。
他の国では、顔の大きさをそこまで気にする傾向はありません。
顔が小さいという概念自体がない国もあり、「顔が小さいね」という言葉が誉め言葉にならないこともあるので注意が必要です。
世界の顔の大きさについて、人間生活工学研究センターの研究を元に比較しましたが、いかがでしたでしょうか?
人種によって顔の作りが違うだけでなく、顔が小さいという概念自体も違いました。
世界では日本ほど顔の大きさが重要視されていないので、そこまで大きさにこだわる必要はないのかもしれませんね!